五十肩（肩関節周囲炎）の４５歳女性が来院されました。
　仕事上、ベッドに患者さんを移動させたりの繰り返しで、肩が上がらなくなった、との事でした。
　前方挙上１２０度、側方挙上９０度、後方挙上痛。
　マッサージの施術を施しました。
　１回目の施術後、前方挙上、側方挙上共に、約１８０度位に上がるようになりました。
　しかし、１８０度前後の所で、まだ関節の硬さを感じました。
　１８０度前後で可動域の遊びがあるくらいの挙上ができないと、まだ挙上痛が出るケースがあります。
　ご本人は、これで治ったと思っているようでしたので、もう少し可動性をつけた方がいい旨を説明しました。
　２回目来院されたときに、同じくマッサージを施しました。
　他動で１８０度挙上時に、それ以上の角度で遊びの可動性がつき、柔軟性がでたところで施術を終えました。
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　今回は、肩が上がらなくなって、約１か月という比較的早い段階で来院され、筋肉、関節がそれ程拘縮が進んでいなかった為、早期に回復できたのだと思います。
　早期に来院される程、今回のようにすぐ上がるケースはよくあります。
　これが、２か月～５，６カ月以上と経ってしまうと、人によっては関節、筋肉の拘縮が進み、夜も眠れないような痛みになり治癒もかなり遅らせます。
　放って置けば、いつの間にか治るという方もいらっしゃるでしょうが、放って置いてどんどん拘縮が進み、日々辛い痛みに悩ませる方もよく目にします。
　自分はどっちのタイプか賭けをして、後者だった時の代償は取り返しがつきません。
　勿論、後者になってしまった方も施術を行うことで、回復方向に進みます。
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　早期に施術に掛かった方が断然お得です。
　肩関節は特に早期治療をお勧め致します。