２日前走った時に、ふくらはぎにぶちっと音がして、肉離れを起こしたと３７歳男性が来院された。
　病院に行ったが湿布のみ処方されたとの事。
　来院時は、痛みで左踵が地面につくことができなくて、つま先のみ地面につけた状態でした。
　炎症が強い為、炎症を鎮め、筋緊張改善、治癒促進を促す処置として、冷却、高電圧療法、超音波療法を施しました。
　施術後、踵を地面につけても痛くない状態になったことを確認し、施術を終えました。
　４日後、２回目の施術に来院された時は、状態はかなりいいとの事。患部をストレッチすることで違和感が残っている部位を同様に処置。
　３回目来院された時は、もう痛みはないとの事でした。
　受傷時に、音が鳴っていますので、筋線維をかなり損傷されたことが考えられます。
　２回目来院時に、筋損傷部位を施術している時に、かなり筋緊張の強い硬結を確認しています。
　この場合、痛みは改善されても筋線維はまだ完全に修復されていない為、これを放って置くと、以前損傷して筋線維が短縮、委縮された部分に何らかのきっかけで筋線維が急に無理に引き伸ばされた時に、再び筋線維が切れたり、炎症を起こす可能性が出てきます。
　少なくとも、この短縮された筋線維が伸ばされ、弾力を取り戻し、硬結が取れる段階まで治療されることをお勧め致します。
　そうすることで、再発を防ぐことにつながります。